報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと/富川悠太

出版社名:PHP研究所
著者名:富川悠太
発行年月:2024年09月
キーワード:ホウドウ トヨタ デ マナンダ ツタエル タメニ タイセツナ コト、トミカワ,ユウタ
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内容情報
もっと伝える力があったらいいのに。そう思ったことはありませんか?伝えるべき情報や、自分の考え、気持ち。誤解されることなく、意図した通りに正しく伝わってほしいですよね。仕事でもプライベートでも、私たちは日々、何かしら「伝える」ことをしていると思います。部下に仕事の指示を伝えるのもそうですし、お客様に商品のことを伝えるのもそうです。家族や友だちに、情報や自分の考えを伝えたりすることは多いでしょう。SNSを使って、不特定多数の人に自分の考えを伝えている人もいると思います。
しかしながら、たくさんの人が伝えることにストレスを感じていることも確かです。

著者は、テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』のフィールドリポーターとして 12年ほど、各地を飛び回って取材してきました。そして古舘伊知郎さんの後任としてメインキャスターとなって以降も、大切にしていたのは「現場を伝える」「リアルを伝える」感覚です。そして何よりも「人の役に立つために伝えたい」という思いでした。
日本や世界各地の震災、また事件の現場に足を運んできた著者は、相手に寄り添い、人々を巻き込んで伝えることを学んでいきます。

そして現在は、テレビ朝日からトヨタに移り、「トヨタイムズニュース」キャスターとして、活躍しています。「トヨタイムズ」では、外部への発信のみならず、約38万人の社員(連結子会社含む)に、豊田章男会長の思いを伝えることを目的としています。
巻末には、豊田章男会長と富川悠太氏が「伝えること」をテーマに縦横無尽に語り合っています。何よりも「伝えたい気持ちが大事」と章男会長は語っています。

本書は、伝えるスキルを身につけるだけでなく、なんのために伝えるのか、その伝えたことが人の役に立っているのかという「伝えることの本質」に気づかせてくれるという意味で、いままでの伝え方の本とは一線を画す内容となっています。

◎100知って、1伝える
◎斜めに入っていって、関係性をつくる
◎内気だった私が、取材者の自宅に招かれるようになるまで
◎「自分の言葉で伝える」とはどういうことか
◎言うべき言葉を忘れても大丈夫、身体レベルで覚える方法
◎意見を通すときは、自分の利益ではなく、公に資するように
◎大きな目的を伝えて、相手に動いてもらう