内容情報
自分が食べるものは自分で生産したいと願う但馬牛農家が書いた、自分で育てた牛や豚、アイガモを肉にして売る経営の全て。山間地の暮らしを楽しみながらきちんと稼ぐための手順とコツが満載。
【目次】
はじめに――和牛繁殖経営から少頭多畜種の加工経営へ
第1章 小さい畜産の魅力
どうして少頭多畜種の加工経営なのか?
1日の仕事、1年の仕事
小さい畜産Q&A
畜種を増やすと働き方は変わるの? エサは何を与えるの?
豚の肥育って難しくないの?
病気の心配はないの?
糞尿処理は毎日やるの?
エサ代は高くつかないの?
エサ代は為替相場や原油価格に左右されないの?
精肉加工のいいところは?
第2章 小さい畜産の飼い方
繁殖和牛経営を安定させるには
豚の肥育を始めるには
和牛の経産肥育を始めるには
アイガモ稲作を始めるには
第3章 小さい畜産の精肉加工
わが家の肉が手元に届くまで
カモのさばき方のコツ
ベーコンと燻製器の作り方
精肉加工を始めるために必要な許可
精肉加工を始めるために必要な機器
第4章 小さい畜産の売り方
こだわりを貫き通す
ネットで日常を発信する
カモ肉と鍋つゆをカモ鍋セットで
自前のお店を持つ
第5章 小さい畜産の考え方
できるだけ自分でやる、時間をかける
これが畜産の最前線
モノを壊すことが好きだった
時間をかけて作り上げていく楽しみ
自分でやれば、とにかく安くつく
補助金に頼らない
地域で物々交換
日曜大工より日曜鉄工
持ってると便利な第2種電気工事士の資格
必要な農機具、不要な農機具
大きなトラクタへの憧れ
絶対に必要な時をシュミレーションしてみた
必携なのは軽トラ
モアやハーベスタはもらう
農機はネットオークションで
安く落札するならシーズンオフがねらいめ
農業こそビジネスチャンスは本当か
生活できるだけの収入が得られればいいじゃないか
農業参入した企業は農地を守れるか
小さな農家を増やすほうが元気な村ができる
農家の強みはお金がなくても生きていけること
命をいただいていることを伝える
家畜がお肉になることがつながらない人がいる
これはきっと閉鎖的なところがいかんのだ
牧場見学、アイガモ解体体験、出張授業
どんなお医者さんにもできないこと