ヘルシンキ 生活の練習/朴沙羅

出版社名:筑摩書房
著者名:朴沙羅
シリーズ名:ちくま文庫
発行年月:2024年07月
キーワード:ヘルシンキ セイカツ ノ レンシュウ、パク,サラ
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内容情報
フィンランドの子育てに、目からうろこ。



「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」

二人の子どもと海を渡った社会学者による現地レポート。

「考え方が変わる」と大反響。待望の文庫化!



【内容紹介】

「これらのスキルはすべて、一歳から死ぬまで練習できることですよ」二人の子どもを連れ、新しい土地で生活を始めた社会学者の著者は、日本とのちがいに驚かされつつ、出会ったひとたちからたくさんのことを教わっていく。「フィンランドは理想郷でもないし、とんでもなくひどいところでもない」たんたんと、関西弁のユーモアを交えて描かれる、北欧のレポート。



「フィンランド(に限らず、北欧)は理想郷のように描かれるときがある。かと思うと、そんなことはないのだ、これがフィンランド(と北欧)の真実だ、と悪い情報を流す言説を見ることもある。

 でもたぶん、それはどちらも正確ではない。フィンランドは理想郷でもないし、とんでもなくひどいところでもない。単に違うだけだ。その違いに驚くたびに、私は、自分たちが抱いている思い込みに気がつく。それに気がつくのが、今のところは楽しい。」

(「4 技術の問題――保育園での教育・その2」より)



解説 坂上香



装丁・装画 寄藤文平+垣内晴(文平銀座)