認知行動療法で「なりたい自分」になる/高井祐子

出版社名:創元社
著者名:高井祐子
発行年月:2021年06月
キーワード:ニンチ コウドウ リョウホウ デ ナリタイ ジブン ニ ナル、タカイ,ユウコ
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内容情報
生きづらさの原因は「自分はこういう人間だ」という思い込みにあります。こうした思い込みや固定観念から離れることができれば、「なりたい自分」に近づくことができます。と言っても、それは「夢を叶えてキラキラした自分」ではありません。それは「人前に出ても緊張しない自分」であったり、「人の顔色を気にしない自分」であったり、「ちょっとしたことでイライラしたり、クヨクヨ落ち込んだりしない自分」のことを指しています。

ただ、どのような姿であれ、これまでの生き方を手放すにはとても大きな勇気が要ります。まず、今までと違う考え方や行動をしてもいいんだ、と自分自身に許可をしてあげることが大切です。

認知行動療法(CBT)は「認知」に働きかけて気持ちを楽にする心理療法の一種です。人には、考え方や物事のとらえ方にパターンやクセがあります。この思考パターンに焦点を当て、「考え方が変われば、感情や行動が変わる」というアプローチによって、うつや不安症、パニック障害などの症状の軽減を目指します。

費用や距離、抵抗感など、さまざまなハードルによって、なかなか実際にカウンセリングを受けに行くことが難しい人は多いはずです。本書は、カウンセラー歴20年の著者がナビゲーターになって、つまづきやすいポイントをしっかりフォローしながら、あなたの「セルフケア」をていねいにサポートします。自分で取り組めるワークシートやマインドフルネス動画リンクも収録。認知行動療法のベーシック〈基本〉とハウツー〈実践法〉をバランスよく収めた、入門書としても最適な一冊です。

【推薦】
武庫川女子大学名誉教授 白石大介先生
『人間、生きていく上で「自分に満足している」人は少ないものです。「ここも変えたい」「あそこも変えたい」などと色々あるのが普通です。ただし、自分一人で変えることは難しいのです。第三者の介入が必要になることが多いです。第三者の介入・専門家にかかるにはお金や時間も必要だし…と消極的になってしまいます。そんな時、この本を読めば「自分を変える機会」になります。ご自分を変えたい人には手軽な必読書になるでしょう。』