内容情報
社会にはびこる病、その原因と処方箋
うまくいかないことがあるたびに「私は悪くない」と主張し、
他人や環境のせいにする。
やがて、周囲から白い目で見られるようになり、
自分を取り巻く状況が次第に悪化していく……。
このような「自己正当化という病」が蔓延している。
精神科医として長年臨床に携わってきた著者が
「自分が悪いとは思わない人」の思考回路と精神構造を分析。
豊富な具体例を紹介しながら、根底に潜む強い自己愛、
彼らを生み出してしまった社会的な背景を解剖する。
この「病」の深刻さに読者の方が一刻も早く気づき、わが身を守れるように――。
◆目次
はじめに
第1章 自分が悪いとは思わない人
第2章 なぜ自分が悪いとは思わないのか
第3章 強い自己愛
第4章 安倍晋三元首相銃撃事件
第5章 社会的背景
第6章 自分が悪いとは思わない人を変えるのは困難
終 章 対処法
おわりに