内容情報
100年後の人たちにも伝えたい。
「月刊 専門料理」に2007年から2017年まで連載していた、「日本の伝統食品」から101食品を厳選し、まとめた1冊。
著者の陸田氏とカメラマンの大橋氏が、日本各地を訪ねて集めた、つくり手たちの生の声と姿は貴重な情報であり、資料的価値も高い。近年、関心の高まっている発酵や熟成といった加工技術も、多くの日本の伝統食品の中に脈々と受け継がれてきたものである。
日本の伝統食品は、素晴らしい食の知恵と技術の宝庫といえるだろう。
そしてそれを支えているのは、伝統を守り、つくり続けてきた人々の情熱と、それを待ち、生かす人たちの存在である