TURN AROUND シック・ジャパン企業変革のレシピ/後藤秀夫

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング、幻冬舎
著者名:後藤秀夫
発行年月:2025年05月
キーワード:ターン アラウンド シック ジャパン キギョウ ヘンカク ノ レシピ、ゴトウ,ヒデオ
宅配受取について
本屋さんで商品を受け取りたい方は、こちらからご注文ください

内容情報
“現状維持”は衰退と同義である

“絶対王者”の座に安住することなく、
わずか2年で劇的な企業変革を実現したシック・ジャパンの取り組みとは?
カミソリやシェービング剤を扱うウェットシェービング市場でトップシェアを誇るシック・ジャパン――。同社は国内でシェア約50%を誇るNo.1企業として約30年にわたり業界のトップに君臨してきました。しかし、人口減少による市場の縮小やコロナ禍でのシェービング需要の一時的な低迷など、同社が置かれている環境は決して楽観視できる状況ではなく、トップシェアは堅持しているものの業績自体は横ばいという状況が続いていたといいます。
この状態に危機感を抱いた同社は、数々の外資系ビューティ関連企業で企業変革(ターンアラウンド)を成功に導いてきた著者を代表取締役として招聘し、再成長に向けた変革へと乗り出しました。著者は製品開発からマーケティング、流通チャネルの見直しなど構造改革を推し進めながら、これまで築いてきた“Schick ”ブランドの強みを活かしつつ、スキンケアや除毛剤といったビューティカテゴリーを拡充し、女性や若年層といった新たな市場を開拓していきます。そしてわずか2年でウェットシェービングだけでなく、スキンケアを含めたトータルグルーミングを提供する「ビューティグルーミングカンパニー」へと変革を成し遂げ、2024年度には売上高、利益とも前年を大きく上回る業績を残しました。
本書では、2年という短期間で企業変革を成し遂げた著者の手法を「企業変革のレシピ」として、各プロセスごとに詳しく解説しています。存在意義(パーパス)の再定義や目指すべき姿(ビジョン)の策定と浸透、戦略の立案、意思決定のスピードを高めるための組織の簡素化・再構築といった改革手法に加え、どのようにして社員の意識と行動を変え、変革への推進力にしていったのかについても具体的に紹介しています。
企業変革に挑むすべての経営者にとって、変革を成功に導くためのヒントが詰まった一冊です。