内容情報
最強の施術家への道
一代で14の鍼灸整骨院を開院した著者が語る、鍼灸・整骨師のキャリア形成に必要なこと
鍼灸院、整骨院、マッサージ院などの治療院が全国各地でしのぎを削っているなかに
これから身を投じることになる新人施術家は、
どのように力を磨き、キャリアを積んでいけばいいのか。
資格を取り、できるだけいい治療院に就職さえすれば一生安泰なのかといわれれば、
残念ながらそう甘くはありません……。
(「はじめに」より一部抜粋)
開業した個人治療院の約8割は3年以内に廃業するといわれており、
鍼灸師や柔道整復師のなかには廃業のリスクを抱えて独立を目指すのではなく、
優良企業に長期間勤めたい――そんな安定志向を持つ人が多くなっています。
そのような状況のなか、慢性的な人材不足により業界内の人材獲得競争は熾烈を極め、
有資格の新卒者は「空前の売り手市場」となっています。
しかし、かといって安易に就職先を選んでしまうと施術家としてのキャリア構築を
失敗しかねません。
これから身を投じることになる新人施術家はどのように力を磨き、
キャリアを積んでいけばいいのかが重要になっています。
著者が代表を務める治療院では14の鍼灸整骨院を展開し、年間19万人もの施術を
行っています。
そこで本書では著者の施術家としての経験、そしてマネジメントの経験から、
どんな時代になってもどの場所でも必要とされる「最強の施術家」になるための
スキルや心構え、また目指すべきキャリア像を提示します。
それらを満たすために、就職にあたってはどういった治療院を選べばいいか、
時代に合わせて業界でどのようにキャリアを重ねていくのが理想的なのかも
具体的に解説していきます。