内容情報
信頼の蓄積こそ、唯一無二のブランドとなる!
誠実な対応と仕組みづくりで、顧客の信頼を勝ち取る!
全てのビジネスパーソン必読の一冊!
「美容整形」――。今でこそ、QOLを向上させる医療サービスとして、広く受け入れられるようになり、自ら美容整形を受けたと公言する芸能人も珍しくなくなりました。しかし、この言葉を聞いて「怖い」「不安」「信用できない」といったネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。そんななかで著者は、いかにして患者に安心感を与え、信頼を築くかが重要な課題であると語ります。
著者は外科医としての6年間の勤務後、美容医療の精緻な技術に魅了され美容外科医となりました。現在は国内外で12院を抱える美容クリニックの統括院長を務めています。著者は美容医療の世界において「信頼」は特別な意味を持つといいます。美容医療は病気の治療とは異なり、患者が自らの意思で“見た目”という極めて個人的な価値と向き合う選択であり、その結果は患者の自己評価や人生にまで影響を及ぼす可能性があります。だからこそ患者は「このクリニックに任せて本当に大丈夫か」と慎重に見極めようとするため、著者はその不安に真正面から応え、外見だけでなく“心の納得”を生むことこそが、美容医療における真の信頼構築であると説いています。
本書では、美容医療という特殊な世界の中で著者がいかにして患者の信頼を得、グループを成長させてきたかについて解説しています。初診時の印象づくり、カウンセリングでの言葉選び、スタッフ育成や院内の仕組みづくりに至るまで、「患者から信頼される組織」とはどうあるべきかを多角的に紹介しているほか、著者が統括する12院における成功事例や、トラブル対応から学んだ教訓も豊富に盛り込まれており、明日から現場で実践できる具体的な知見が詰まっています。
著者は、「信頼というテーマは、決して美容医療の現場に限った話ではなく、すべての仕事、すべての組織、すべての人間関係に通じる“本質”である」と述べています。美容医療業界に携わる人にとどまらず、すべてのビジネスパーソンにとって、信頼関係を築くことの大切さが分かる1冊です。