内容情報
70歳という年齢は,多くの人が本格的に体の機能の衰えを実感しはじめる年齢です。歳を重ねるごとに身体機能は衰えていきますが,それに反して,高齢者自身が感じている「主観的な幸福度」はけっして低くないといいます。
現在,老化現象のしくみや,110歳以上生きる人たち(スーパーセンチナリアン)の長寿の生活習慣などの研究が進み,老いがもたらす心理的な変化も明らかになりつつあります。そして,「老い」に対する有効な対策が得られつつあります。
老いは誰にでも訪れるものです。体が衰えるしくみや心の変化,老化を遅らせる運動や食事などを紹介する本書で,あなた自身や家族の老いについての理解が深めていただければ幸いです。