内容情報
ピアニスト・室井摩耶子(むろい・まやこ)の私設秘書として彼女の活動を見守ってきた著者による、唯一の公式評伝。室井摩耶子84歳から100歳までのコンサートを中心に、戦前からの彼女の足跡を詳細に記したファン必携の本。資料性に優れ、同時にその時々に室井摩耶子がどんな音楽を造形したかという音楽批評としても一級の価値を持つ。室井摩耶子101歳の誕生日直前に出版する。
なお、室井摩耶子は100歳の現役ピアニストとして今年の名誉都民に選出された。音楽界では小澤征爾氏に次いで二人目。映画「ここに泉あり」で本人役で出演。2012年、新日鉄音楽賞特別賞受賞。2019年、文化庁長官表彰を受ける。