内容情報
走ることは、生きること
会社人生も一段落。役職定年で、上下のプレッシャーからも解放された。
でも、給料は下がるし、年下の上司もできそう。家庭ではそろそろ親の介護が本格的になりつつあり、いいことばかりではない。
だからこそ、仕事に代わってやりがいのある趣味を見つけなくちゃ。
シューズボックスの奥から使い古しのジョギングシューズが出てきた。職場近くを走っていたのは30代だったか。
まだまだ健康には自信があるけれど、本格的なスポーツはとんとごぶさただ。人間ドックでもここ数年、再検査手前の「C」判定がチラホラ出てきている。
ちょっと走ってみるか……。でも、いまからでも走れるだろうか。
どうせ走るなら、ゆっくりのんびり走るだけのジョギングにとどまらず、目標を決めて自分の励みになるようなランニングをしたい。
でも、どんな目標で?
どれくらいのペースで?
走ることで生活と人生を整えるために。
残りの人生を前向きに生きるために。
本書は、定年前から走り始めて、定年後の現在も走り続けているスポーツライターの質問に、カリスマフィジカルトレーナーが答えるかたちで進行していく、身近な趣味として50代以降からランニングを始めるための教科書&生き方本。
《本書の構成》
ウォーミングアップ はじめに
第1章 対談「50代以降をいかに走り抜けるか」
第2章 あらためて知りたいランニングのいいところ
第3章 走り出す前に必ずやっておきたい準備
第4章 ランニングを習慣化するには
第5章 さらに進んで日常化するには
第6章 1日でも長く走るための秘訣とは
第7章 記録やレースに挑戦したくなったら
第8章 対談「プラスアルファのコツと工夫」
第9章 長く続けるためのストレッチ
クールダウン おわりに