草雲雀/葉室麟

出版社名:文藝春秋
著者名:葉室麟
シリーズ名:文春文庫
発行年月:2024年12月
キーワード:クサ ヒバリ、ハムロ,リン
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内容情報
りり、りり、りり……草雲雀は恋の歌を唄う──

「ひとはひとりでは生きていけませぬ」

剣の腕は一流ながら地味で控えめな清吾。
愛する者と親友のため、剣を抜く。
秘太刀「磯之波」が闇に煌めく!


媛野藩栗屋家の三男坊に生まれた清吾は、地味で控えめな性格だが、剣の腕はめっぽう強い。
女中のみつを妻としたものの家長の長男には認められていない。
そんな時、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。
伊八郎の実父が元家老の国東武左衛門であることがわかり、
その後を継ぎ、藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。
「子どもを持ちたい」というみつの願いに応えるためにその申し出を引き受けたものの、
伊八郎の出世を阻もうとする敵からの刺客が次々と襲い掛かり……。

人の心を動かす名手による絶品時代小説。