内容情報
月刊「文藝春秋」で十年以上、連載を続ける詰将棋から、100題を厳選。
食指の動く9手詰から、マニアも唸る驚愕の19手詰まで、これぞ「光速流」の神髄!
藤井聡太竜王が、その類い稀なる終盤力を磨いた源泉、詰将棋。
その第一人者による、図式集『月下推敲』以来の第3作品集。
【著者略歴】
谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日、兵庫県神戸市生まれ。
73年、若松政和門下で奨励会に入会。
76年、中学二年生のときに四段、プロ棋士となる。
83年、史上最年少(21歳2ヶ月)で名人の座に就く。
97年、十七世名人の称号資格を得た。
タイトルは通算27期。棋戦優勝22回。
98年、詰将棋の最高峰である「看寿賞」特別賞を受賞した。
2012〜17年、日本将棋連盟会長を務める。
14年に紫綬褒章を受章。
還暦を迎えた22年、現役のまま、
「十七世名人」を襲位した。
【著者より】
文藝春秋の創業者、作家の菊池寛先生は、将棋ファンとしても有名でした。
そんな文藝春秋が創業百周年を迎えるこの時期に、
詰将棋の作品集を出版できたのも、何かの縁でしょう。(「あとがき」より)
コラム(1) 詰将棋は本当に役に立つのか/コラム(2) 永世名人と詰将棋/コラム(3)「双玉」と「単玉」 も収録!