翌日発送・独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか 徹底解説:ウクライナ戦争の深層/池上彰

出版社名:文藝春秋
著者名:池上彰
発行年月:2022年05月
キーワード:ドクサイシャ プーチン ワ ナゼ ボウキョ ニ ハシッタカ テッテイ カイセツ ウクライナ センソウ ノ シンソウ、イケガミ,アキラ
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内容情報
”独裁者の取り巻きは、独裁者に忖度して、重要な情報を伝えなくなる。
これは、決して他人事ではありません。
日本の政界でも企業の世界でもあることです。” ――「はじめに」より

本書は、これまで「週刊文春」に連載してきたコラムの中からロシアやウクライナ、中国について取り上げてきた2014年から2022年までのものを再編、加筆修正したものです。今回の事態に至るまで、ロシアに何が起きていたのか。急成長した大国・中国で誕生した”独裁者”とは。激動する世界情勢の中で、日本は、私たちは、これからどうすればいいのか。それを考える一助となる一冊です。

目次

はじめに

I 世界を驚かせたプーチンの暴挙 2022
・ウクライナはどんな国?
・解決のカギは「ミンスク合意」 
・ウクライナをめぐる情報戦 
・ロシアが承認する「国家」とは
・ロシアを金融封鎖する制裁 
・「ナチス」はどちらか? 
・ウクライナ軍、善戦の理由 
・プーチンを宗教から分析する 


II すべてはクリミア併合から始まった 2014〜2021
・ウクライナはどんな国? 
・戦争の火種クリミア半島
・クリミア半島はいま(前編) 
・クリミア半島はいま(後編) 
・「おそロシア」になってしまった 
・広告収入を断つという発想 
・対「イスラム国」にロシアも参戦? 
・「ロシアのエージェント」トランプ大統領? 
・ロシアとの秘密交渉は誰の意思? 
・ロシア軍の軍事演習が怪しい 
・スウェーデン、戦争に備え徴兵制 
・ロシア、またも元スパイ襲撃?
・トランプ、ロシアに猶予与え攻撃 
・北方領土は二島返還?
・再び核開発競争へ 
・究極の恐怖のミサイル爆発事故 
・プーチン大統領、「院政」狙いか 
・ロシア、またも毒物で襲撃事件 
・「毒物はパンツに仕込んだ」 
・「猫に鈴をつける」民間調査組織 
・ベラルーシ、難民を武器にした 
・ロシア軍、ウクライナ侵攻? 

III 独裁者・習近平にどう対峙すべきか 2016〜2021
・香港で中国当局が「拉致」か 
・香港の富豪が大陸へ拉致?
・共産党のトップはなぜ「総書記」
・中国、再び個人崇拝へ
・いま「独裁者誕生」を目撃する
・そもそも香港とは
・火事場泥棒的に香港の自主性剥奪
・中国共産党の一〇〇年
・二つの「辛亥年」―中国の反撃

あとがきにかえて――もっと詳しく知りたい人のためのブックガイド