高齢化に伴い、日本で急増している病気にパーキンソン病という神経系の症状があります。多くは50〜60代にかけて発症しますが、年を取れば誰でも起こる病気です。でも恐れることはありません。本書を読めば自分で改善したり進行をできるだけ遅くしたりする方法がわかると思います。カギとなるのは、脳内の神経伝達物質である「ドーパミン」をいかに多く分泌させるかにかかっています。また最近では東洋医学の鍼治療でドーパミンの量が増えることもわかってきました。本書では、パーキンソン病が起こる原因や症状、診断基準から、いまどれくらいドーパミンがあるか、新薬や治療法の説明、またこのドーパミンをできるだけ自分でたくさん分泌させる方法をやさしく解説しています。家族にパーキンソン病の患者さんがいらっしゃる方にはぜひ読んでいただきたいと思います。