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教育という二文字を目にすると、何だか難しそう。とか、硬い感じがする。と、思われる方が多いのではないでしょうか。儒学といわれても、何のことかわからないと思われるかもしれませんが、論語と聞くと耳馴染みがあるでしょう。論語は孔子という人の教えを弟子がまとめたもので、それを元に、中国で昔から大切にされてきた考えを学ぶのが儒学なのです。儒学という代々培われてきた知恵を中心に、様々な学問を学ぶ場として、日本では学校が生まれました。学校で学べるのは生きるための知恵ですので、教育を受けられるということは、凄く幸せなことでした。ではどうして、教育という響きに難しい、硬いといった、近寄りがたいイメージがついてしまったのか。もしかしたら教育を受ける場所に、何かしらの原因があったのかもしれません。近世日本の教育遺産に注目しながら、その根幹になっていた儒学とは何か、中國紀行CKRM的視点で紹介します。