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出雲大社がどういう神社で、出雲大社のある出雲がどういう地域だったのか、ご存知でしょうか。日本の中で、出雲以外の地域は10月を神無月と言いますが、出雲だけが神在月と言います。これは、全ての神が出雲の地域に集まっていたからでした。ここに集っていた神とはどういう存在だったのでしょう。かつて日本人は、神は空と海が繋がるところから来ると考えていました。出雲が面している日本海は、対馬海流とリマン海流が循環している生態系の豊かな海です。この豊かな海の恩恵を、今は亡き多くの国々も受けていました。これまでの中國紀行CKRMの取材で見えてきた、古代の中国大陸と日本列島の貿易路。その中でも日本海の路は重要です。八百万の神が集まっていた「出雲國」には、この貿易路について真実味を帯びてくる要素がありました。八百万の神とはどういう存在だったのか。その答えの片鱗に、中國紀行CKRM的視点で迫ります。