内容情報
プーチン自身の言葉でたどる「ウクライナ戦争への道」
プーチンはロシア大統領就任後、数多くの演説や論文を発表し、自らの意見を世に問うてきた。その中から20の論説を精選して、プーチンがロシア再生からウクライナ戦争までの道筋をどう考えて行動し、また国内外に宣言してきたのかを検証するのが本書である。ソ連崩壊後の惨状からロシアを建て直し、テロ対策で一度は国際社会と協調するもやがて欧米に失望し、2008年のジョージア侵攻や2014年のクリミア侵攻で軍事力に自信をつけ、2022年のウクライナ戦争を決断するまでの、20余年のプーチンの言葉を実際の行動と対比し、世界を変えたウクライナ戦争がなぜ起きてしまったのかを、より深く考える一助としたい。
<解説対談>専門家に聞くプーチンの言葉と思想 黒井文太郎×山形浩生
*本書目次より抜粋
まえがき 編訳者の口上
第1章 第1期(2000ー2004年):ロシア再興とテロ対応を通じた協力模索の時代
第2章 第2期(2004ー2008年):欧米への不信と決別の時代
第3章 首相時代(2008ー2012年):実力行使の始まり
第4章 第3期(2012ー2018年):クリミア侵略と欧米無力への確信
第5章 第4期(2018年ー):ウクライナ侵略への道
まとめ プーチン思想の推移
あとがき
解説対談 専門家に聞くプーチンの言葉と思想 黒井文太郎×山形浩生
出 典