内容情報
日本・世界の土地の形状が生み出した
変な「絶景」をななめ読み!
最新鋭の観測衛星から取得した超高解像度の衛星画像を3次元生成アルゴリズムで再構築。
「3Dで俯瞰する“地形名所”巡り」
【第1章】海の地形──波と土砂の造形
エビのシッポ型に延びた砂嘴──北海道・野付半島
細長く延びた自然の防波堤──由良・淡路の橋立
海岸に連なるラグーン──十勝・湧洞沼ほか
休みなく波が削った断崖──銚子・屏風ヶ浦
海沿いに連なる崖と台地──室戸の海成段丘
複雑に入り組んだ海岸──〓れ谷・対馬
無数の島々が点在する多島海──フィンランド
魚の骨のように細く長く──愛媛・由良半島
まんじゅう型の島──隆起珊瑚礁の沖縄・多良間島
【第2章】川の地形──流れが作る百態
アラベスク文様で蛇行する──佐賀・六角川
究極の蛇行とその旧河道──千葉・小櫃川
自由に蛇行させたらどうなる?──ロシア・ハバロフスク付近
山を穿って大胆に曲流──大井川上流
信濃川沿いに広がる段テラス──新潟・十日町の河岸段丘
天竜川とその支流が刻む造形──信州・伊那谷
北海道の山奥で繰り広げられた戦い──恵岱別川vs信砂川の河川争奪
スケルトンのように堆積──ミシシッピ河口の三角州
鳥のアシ型の三角州──琵琶湖・安曇川河口
川の下を列車がくぐる──京都府南部の天井川
川が山を断ち切った理由──米アパラチア山脈とサスケハナ川
地球寒冷化の置き土産──スイスのアレッチ氷河
【第3章】火山と地盤──地球の熱は今も
カルデラ中央の火山造形──阿蘇
崩壊したカルデラと明瞭な噴火口──浅間山
外輪山に囲まれた箱庭──箱根カルデラ
電車がほっと一息つく緩傾斜地──箱根・大平台
「国後富士」にも立派なカルデラ──爺爺岳
なぜか文字通り丸い水田地帯──鹿児島・米丸
ぽっかり空いた2つの大穴──三宅島のマール
溶岩台地の高原に生まれたてのスコリア丘──伊豆・大室山
上から見たら大穴──ハワイ・ダイヤモンドヘッド
西日本をどこまでも貫くライン──中央構造線
絵に描いたサカナの形──トカラの火山島・横当島
弘法大師が建てた橋脚はマグマ貫入の痕──橋杭岩
【第4章】農業景観──先祖が耕した作品群
宇宙からも見える格子縞──道東の防風林
干満の差が大きい筑後平野のクリーク──大木・柳川
耕して天に至る──丸山千枚田
棚田を転用した錦鯉の池──旧山古志村
まるでエッシャーの騙し絵?──児島湾の干拓地
台地を侵食する細長い谷──千葉・下総台地
屋敷森のある家屋が点在──富山・砺波平野の散居村
火砕流台地に広がるパッチワーク──北海道・美