内容情報
”ホンダと日産自動車という「世紀の統合」が動き出した自動車業界。新興勢が力をつけてソフトウェアやサービスを競い合うモビリティー時代が始まりました。各社は熾烈な覇権争いでの勝ち残りを目指しています。本特集では、日産が2度目の身売りを決断した背景、ホンダが自主独立を転換する理由などの経営統合の舞台裏を描き、両社の歴史的統合が本当に成立するのかを探ります。また、EV新興勢の淘汰が起きる中、今後の自動車業界の勢力図を見通しました。
【第1特集】
「ホンダ・日産」統合ショック!
自動車 大再編時代
新技術の大波と保護主義の嵐 モビリティー業界地図の行方
PART1 「世紀の統合」の深層
リストラ断行が経営統合の大前提 ホンダと日産 統合実現への茨道
日産を見限ったルノーの思惑
マレリが再び経営危機、相次ぐ業績修正 日産系サプライヤーを襲う淘汰の大波
「自主独立」を転換する真意は 統合に動いたホンダの焦燥
PHVやピックアップなど独自の強み ホンダの狙いはむしろ三菱?
[インタビュー]日産元COOが語る反省
INCJ会長兼CEO 志賀俊之 「皆が力を結集すれば日産は復活できる」
日産の暗闘史が示す必然 「2度目の身売り」の背景
テスラや中国メーカーが先行 SDV戦略が競争力を左右する
PART2 変わるモビリティー世界地図
「EV=勝ち組」ではない 競争激化で二極化
[台湾現地報告]背後にエヌビディアとの深い関係 鴻海が日産にほれ込む必然
SDVバリューチェーンを構築できるか トヨタ、異次元の目標 「ROE20%」への挑戦
[米国現地報告]トランプ復活で混乱必至 問われる各社のEV戦略
悩むマツダ、SUBARU 米国関税引き上げに戦々恐々
[ドイツ現地報告]補助金終了でEV販売急落 中国勢は追加関税でも欧州強化
景気低迷の中国市場 生き残る強者がHVで躍進
現地誌「財新」が報じた舞台裏 中国EV「極越」 経営破綻の真相
[ランキング]日産も低PBRでランクイン 再編リスクの高い自動車関連企業
【第2特集】
第2次政権 始動
トランプのアメリカ、トランプの世界
PART1 経済
「移民とインフレ」を優先 関税は基本的に交渉手段
PART2 エネルギー・環境
脱炭素化見直しの影響大 EV普及めぐり国内分裂
PART3 外交
ウクライナ停戦は要時間 米朝首脳会談は高リスク
PART4 内政