■純正菜種油粕 菜種油粕はナタネという植物の種から油を搾り取って残った搾りカスのことをいいます。 JAS有機適合の有機肥料ですので化学肥料は含まれていません。安心して使用できます。 窒素の成分が豊富であるために、野菜を栽培するにしても、葉もの野菜を栽培するときに、特に適しています。 菜種油粕は有機質肥料ですので作物の根が吸収されるように分解するまで時間がかかります。又、分解の過程でガスが発生し発芽障害や生育障害を起こす場合があります。そのため植え付け前の2〜3週間くらい前に施して土によく混ぜておく必要があります。 肥料効果を早め有機ガスなどの発生を少なくするためEM菌で発酵させてぼかし肥料をつくることで発芽障害や生育障害を少なくすることが出来ます。 菜種油粕を直接施してEM1号を散布することで分解発酵を促すこともできます。 元肥として施す 元肥は播種又は作付前に土壌中に施すことを言います。 作物によっては貝化石を土によく混ぜてから他の有機肥料と一緒に施肥します。 菜種油粕単品で使う場合は窒素分が多く含まれていますので作物によって窒素、リン酸、カリの成分で不足している成分を骨粉や、草木灰、鶏糞、牛糞、豚糞、豆腐カス(オカラ)等で補ってください。 化学肥料の使用にこだわりのない方は肥料三要素(N,P,K)を計算して組み合わせて施肥してください。 EMぼかし肥料は油粕、魚粕、米糠をEMで発酵したもので有機肥料に適しています。 追肥として使用する 元肥の肥料効果が切れてきたら、追肥を開始します。追肥は作物によって窒素やカリを施しますが、作物の様子をみながら、1ヶ月に1回を目安に、作物に合った量の追肥を施していきます。 有機肥料を追肥する場合は化学肥料に比べて肥効が遅く現れますので少し早めに施肥をする。 施肥後にはEM1号の1.000倍希釈液を散布すると効果が高まります。 油粕を使うメリット 有機肥料ですので土壌を肥沃にする。即効性の化学肥料と違って肥効が緩やかで安全に植物に吸収され病気にかかりにくく、健全な生育をすることが出来る。 油粕を使用するときの注意点 油粕に頼った利用をすると栄養成分が偏ってしまいます。 使用するときは他の有機肥料と混合して成分の偏りを防ぎましょう。油粕などの有機肥料は発酵することで微生物により分解され植物に吸収されやすくなります。窒素が多くリン、カリが少ないので他の肥料と併用して使用しましょう。 原料生産地:オーストラリア、カナダ ページの先頭へ
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