ムラサキブナ(銅葉ブナ) 種子10粒 Copper beech 10 seeds

・学名 Fagus sylvatica f. purpurea
・米国から直輸入(輸入時期2025年2月)。約4年ぶりに入荷しました。2024年産種子
・西洋ブナ(ヨーロッパブナ;英名 European beech)の色変わり品種です。プルプレアの名でも流通します。
・葉色は春の芽出しは綿毛に覆われた柔らかな赤銅色、展葉後は光沢のある暗紫色となり、真夏には濃緑色へと変化します。秋には再び橙褐色に紅葉します。淡灰色の樹皮とのコントラストも鮮やかで、庭に一本あるとたいへんよく目立ちます。
・種子の休眠打破は家庭用冷蔵庫で可能です。
ムラサキブナは西洋ブナ(ヨーロッパブナ)の銅葉品種です(ただし夏季には濃緑色に変化します)。
たいへん不思議な話ですが、ムラサキブナは、同時期(15世紀初頭)に欧州各地で普通の西洋ブナからの突然変異として出現したということです。
西洋ブナは日本のブナやイヌブナと同じブナ科ブナ属の落葉性広葉樹で、樹高は25~35mになります。
欧州中西部とトルコに自生します。
欧米では景観樹・公園樹として用いられるほか、盆栽にも仕立てられます。

種子は完全に乾かすと発芽力を失うため、保存時にはわずかな湿気を保つことが必要です。
発芽には一昼夜の吸水後、休眠打破のため1.5~4ヵ月間の低温湿潤処理が必要とされます。

<かんたんな低温湿潤貯蔵の方法>
 1.吸水後の種子を湿らせた刻み水苔やバーミキュライトなどと混合し、チャック付ポリ袋へ封入します。
 2.冷蔵庫へ入れ、5℃以下で貯蔵します(ただし凍結は不可)。
  ※貯蔵中に種子が乾燥しないよう注意してください。

<栽培のポイント>
 幼苗は遅霜の被害を受けやすいということです。寒冷地ではご注意ください。

以下は、仕入れ元からの提供情報です。

<収穫年>
 2024年

<収穫地>
 オランダ

<発芽率>
 80%以上

<低温湿潤処理の期間>
 3~5ヵ月