くろざけ270 あからべる
鹿児島市 東酒造
純粋な灰汁を使用し、火入れしないで醸造された鹿児島の伝統酒(2025年7月リニューアル)
●大正4年(1915年)創業の伝統蔵・東酒造は鹿児島市市街地の南より・谷山地区の小松原にあります。
住宅地のなかにある手狭な蔵というイメージでしたが先年、南さつま市金峰地区に醸造所を新設されました。
●鹿児島伝統の「地酒(灰持酒(あくもちざけ))」は製造方法は清酒に似ていますが清酒ではありません。
製造過程で「もろみ熟成」の後半に「灰木汁(樫の木の灰などの木灰汁)」を加え、酸性から弱酸性にすることによって保存性を高め腐敗を防ごうとした鹿児島の伝統酒です。
鹿児島では「地酒(じざけ)」と呼ばれ、郷土料理の「酒ずし」「さつま揚げ」に欠かせないものでした。
各家庭で調理酒や祝い酒として使用されていましたが、戦後灰汁持酒の製造は途絶えてしまいました。
この鹿児島伝統の味を復活させたのが東酒造の創業者・東喜内(きない)翁でした。
地道な研究と改良を重ね、東酒造は2つの銘柄の灰汁持酒「高砂の峰」「黒酒」をつくり出しましたが、この度(2025年7月)から商品名が変わり価格も変わりました。
※中身(実質)は旧来の「黒酒」と変更はございません。
◎商品名のあとの数字は「アミノ酸」の総量になります。
◎旧来の「黒酒」→「黒酒500」、旧来の「高砂の峰」→「黒酒270」。
●「黒酒270」は、お米だけを原料に黄麹で醸し、もろみを搾る前に保存性を高めるためにモロミに灰汁を入れるという昔ながらの手法で造るお酒で、一度も火入れ殺菌をしません。
※「黒酒500」「黒酒270」は鹿児島市にある本社醸造所でつくられています。
「灰汁汁」用の灰汁の原料となる灰は、金峰にある醸造所で木(樫の木)を燃やしてつくられているそうです
※モロミに加えられた木灰は、次の工程で完全にとりのぞかれますので、酒の中には残りません。
◆火入れ殺菌をしない製法により、発酵由来の酵素が活性を保っています。
◆一般的な清酒や味醂よりアミノ酸を多く含んでいます。
◆味醂と酒の機能性を1本で兼ね備えた薩摩の伝統料理種で
◎米由来の豊富なアミノ酸により【黒酒+塩、黒酒+醤油】で簡単に美味しく調理できます。
◎また、肉や魚の臭み消しやタンパク質をアミノ酸に分解する機能性(塩麹の機能)等の下処理としても活用できます。
◆賞味期限は「1年半」です。但し、開栓しましたら早めにご利用ください。
容 量:1800ml
原材料:米、米麹、もち米、醸造アルコール、木灰
アルコール度数:13.5度〜14.5度