リハビリテーションのためのピラティスー運動器障害からの回復と機能の適正化
米国のリハビリ施設でピラティスを取り入れた治療を行っている著者が,科学的根拠を示しつつ,その理論と具体的な適用方法を示しています。
■本書の目的は,整形外科リハビリテーションの専門家にピラティスの哲学を知ってもらい,患者を対象とした治療法としてピラティスを用いる方法を教えることです
■本書は,理学療法士をはじめとするリハビリテーションの専門家,カイロプラクティックの専門家,アスレティックトレーナー,パーソナルトレーナー,ピラティスインストラクターに,ピラティスについての情報を提供することを意図しています
■著者
Samantha Wood, MPT, MBA, PMA-CPT, RYT
理学療法士,Pilates Method Alliance認定ピラティスインストラクター,Yoga Alliance認定インストラクター, BASI Pilates講師。米国カリフォルニア州Pacific Palisadeに所有するCypress Centerで,ピラティスと理学療法を統合した治療を行っている。専門はピラティスを基本としたリハビリテーション,ヨガセラピー,整形外科理学療法,スポーツ理学療法,ファンクショナルリハビリテーション。1991年にUniversity of Southern California(USC)で運動科学の学士号を取得。学生時代から学生トレーナーとしてあらゆる競技のスポーツ選手にかかわるが,特にバレーボール,アメリカンフットボール,陸上競技を専門とする。卒業後はフィットネスインストラクターとしてGolden Door Spa に勤務。2年後,Western University of Health Sciencesから理学療法学修士号を,USCから経営学修士号を取得。アリゾナ州のHealthSouthでは,理学療法士として,Phoenix Suns, Phoenix Coyotes, Phoenix Mercury, and Arizona Rattlersなどのチームのために働く。2001年, Rael Isacowitzのもとでピラティスの勉強を始め, Isacowitzによる上級コースを数多く受講した後,BASIピラティスでインストラクターを対象とした「Pilates for Injuries and Pathologies(外傷・障害と病変のためのピラティス)」,リハビリテーション専門職を対象とした「Pilates: Integration Into Therapeutic Practice (ピラティスの治療への統合)」の2つのコースを創設。これらのコースで講師を務めるほか,2010年以降,世界中の理学療法関係の会議でワークショップや講義を行っている。
■監訳
中村尚人(株式会社P3 取締役代表)
小山貴之
■訳者
久世佳典
井上航
瀬戸景子
横掘かおり