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昭和の時代。かつて日本中どこの家庭でも見かけたあの懐かしいソーイングバスケットの技術を活かし、<br>
クラフト感覚のデザインであらたな伝統を表現した作品です。<br>

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≪サイズ≫<br>
外寸:335×240×高190ミリ<br>
内寸:280×190×高150ミリ<br>
重量:約1.2Kg<br>
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≪素材≫<br>
木・鉄・PVC・PS・レーヨン・紙・紙紐・木綿・国産織生地・ポリエチレン・ポリエステル 他<br>
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※フタ柄は生地の取り方により画像とは多少出方(見え方)が異なりますのでご了解下さい。<br>
 またモニター発色具合により画像と実物の色合いが異なりますのでご了解下さい。<br>

ソーイングバスケット 昭和〜今 》

 昔むかし、昭和の頃日本中どこの家庭にもあったバスケットのお針箱。
スウェーデンに源を発するヨーロピアンアンティークなデザインを持つそれは、
日本の鞄製造を地場産業とするこの豊岡で地場の杞柳(きりゅう)製品の技術と結びつき、
やがては世界に輸出するほどのメインの商材へと育っていきました。
 地場の編み元の一人の佐藤昭治さんが作ったこのバスケットも、昭和40年代のピーク当時には
月産2千個〜3千個の膨大の製品をこの田舎町から全国・世界に発信していました。
しかし、時代の流れとともに生活様式も移り変わり、往事は全国にも多数あったソーイング
バスケットの編み元も、次々と姿を消していきました。
気づけば、ソーイングバスケットを作れる職人は、全国で佐藤さん一人となっていました。
それは、良心的なやり方で限定数のみを細々と生産し続けてきたことによる結果でした。
 弊社(中川満)は創業以来約40年佐藤さんが作ったソーイングバスケットを販売してまいりましたが、
佐藤さんが80歳を過ぎられた頃、製造元として材料や荷具等の手配をしてゆくのが困難との相談を受けました。
何とか日本製のソーイングバスケットを残し続けたいという両者の思いで話し合いを重ね、
佐藤さんには一職人としてもの作りに携わって頂きながら、後進への育成にもご協力頂くことで、
10年前より弊社が製造元として製造を引き継ぎました。 現在携わる2名の職人も0からのスタート。
最初の1年間は作業工程の基本作業に費やし、
2年目からが実践でした。そして3年目の夏、佐藤さんより薫陶を受け、製造現場で基本技術を
磨いてきた女性職人が約半年の企画段階を経て、初めてオリジナルを手掛け完成させた商品が
今回のクラフトシリーズです。
 従来の仕様にとらわれず、女性目線によるナチュラル感を、素材や配色、編み方にこだわり、
クラフト感覚で表現したお裁縫箱です。編み紐の紙紐を含めすべての素材が国産品。
紙本来のナチュラルさと有機的な質感を生かした、実用性とともに、
愛着のある家具のように末永くお使いいただける商品です。