るきさん (ちくま文庫 た 31-1)
のんびり、マイペース のんびりしていてマイペース、だけどどっかヘンテコな、るきさんの日常生活って? 「つかずはなれず」のおんなともだち2人組。得意料理のレシピを教わったり、相手のお誕生日には家事代行をしたり。ほどよい距離感の、一人で暮らす女子たちの日常をのぞいてみませんか。独特な色使いが光るオールカラーのまんがです。ポケットに一冊どうぞ。 解説=氷室冴子 この本があって良かった。読むたびにそう思う。 好きな本を聞かれるたびに、そう思う。 心が、未来が、ふやふやするたびに、そう思う。 この先一生、そう思う。 ――ヨシタケシンスケ(絵本作家) るきさんは、コマの中に描かれた場面のそれぞれの外側が確かにある、と確信する絵の連続で、漫画であるはずなのに、生きている人が向けたカメラがそこにあると感じるし、だんだん画面の外側にも当たり前の世界があると信じてきてしまう。そのことに、まずわくわくする。漫画が「世界を切り抜くためのもの」のように見えてくる時間。 ――最果タヒ(詩人) お守りのような存在で、いつもストックしておいてひょいと友達にあげたりしている。 ――菊池亜希子(モデル、女優)