具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ
その議論はなぜ永遠にかみ合わない? その言葉はなぜ伝わらない? 人と人がわかり合えない理由を「具体と抽象」という視点から考え、 「具体=わかりやすさ」の弊害にも着目。 「自分に見えないことも見ようとする」ことの大切さを説いた「元祖#具体と抽象」。 目次 序章 抽象化なくして生きられない 第1章 数と言葉: 人間の頭はどこがすごいのか 第2章 デフォルメ: すぐれた物まねや似顔絵とは 第3章 精神世界と物理世界: 言葉には二つずつ意味がある 第4章 法則とパターン認識: 一を聞いて十を知る 第5章 関係性と構造: 図解の目的は何か 第6章 往復運動: たとえ話の成否は何で決まるか 第7章 相対的: 「おにぎり」は具体か抽象か 第8章 本質: 議論がかみ合わないのはなぜか 第9章 自由度: 「原作」を読むか「映画」で見るか 第10章 価値観: 「上流」と「下流」は世界が違う 第11章 量と質: 「分厚い資料」か「一枚の絵」か 第12章 二者択一と二項対立: そういうことを言ってるんじゃない 第13章 ベクトル: 哲学、理念、コンセプトの役割とは 第14章 アナロジー: 「パクリ」と