鬼と日本人の歴史 (ちくまプリマー新書 422)

日本人は何を恐れてきたのか  ・度重なる天災、原因がわからない伝染病  ・海から来る外国人、出現する異形  ・相手の妬むこの気持ち、憎き敵国・・・・・                 全部、鬼のせいだ 絵本などで親しまれながらも恐怖の対象でもある「鬼」。 「鬼」は古代では畏怖の対象だったが、時が経つにつれ、 都合の悪いものを表すような存在となっていった。 その歴史をひもとけば、日本人の心の有様もみえてくる。 目次 第一章 鬼の登場――古代 1 大陸からの到来古代中国の鬼/仏教の鬼/「鬼」の読み方/古記録に記された死霊の鬼…… 2 恐れられた忌夜行日歴史書に記録された鬼/酔っぱらってしまえば怖くない?/無意識か故意か?…… 3 病気をもたらす鬼疫鬼の姿/道長の失敗/加持で退治されるモノノケ/多様な鬼…… 第二章 鬼ヶ島のはじまり――中世 1 鬼の対処法鬼の姿/百鬼を見るための術/調伏されはじめる疫鬼/捨てられた鬼子のパワー…… 2 鬼の棲み家海の彼方からやって来る/鬼がいる島に流される/異形の漂流者たち /鬼島を制圧した源為朝…… 3 地図に描かれた鬼ヶ島『日本図』に描かれた