2022年9月に開催されたオーストラリアのMICE(※1)にて発表された新たなブリューイングデバイスです。
WBC(※2)2015年世界チャンピオンのササ・セスティック氏とスイスのコーヒーエクセレンスセンターのトップであるチャハン氏により共同開発されました。
抽出液を冷やすこの方法を"Extract Chilling"(冷却抽出)と表現しています。
※1:MICE
Melbourne International Coffee Expo。
2012年に設立されたアジア太平洋地域で最大かつ最もエキサイティングなコーヒー専門イベント(展示会)のひとつ。
2022年は参加者が15,000人を超え、カフェのオーナー、ロースター、機器メーカー、サービスサプライヤーなどにビジネス チャンスを提供している。
※2:WBC
World Barista Championship。
ワールドコーヒーイベント (WCE)が毎年開催する国際コーヒーコンテストです。
毎年50人を超える世界中の国・地域のチャンピオンが、エスプレッソ、ミルクドリンク、オリジナルシグネチャードリンクで競います。
WCE認定審査員が、提供される飲み物の味、清潔さ、創造性、技術的スキル、および全体的なプレゼンテーションについて各パフォーマンスを評価します。
優勝者1名がワールドバリスタチャンピオンに!
チャハン氏の研究結果により、抽出後のコーヒーは空気との寒暖差によって香気成分が揮発してしまうことが証明されました。
つまり、フレーバーの一部が液体に滞留できていないことを意味します。
そこで目を付けたのが、多くの成分を含む抽出前半部分。
Paragonでは抽出前半のコーヒー液をアイスロックに触れさせることにより空気との寒暖差を最小限に抑えます。
それにより、揮発していたフレーバーの40%ほどを液体へ滞留させることが可能となりました。
パーツの形状を変更しより多種のドリッパーが乗せられるよう改良されました。
その他に大きな変更はなく、材質も同じです。(少しだけ軽くなりました。)