


品種の特徴
アサイー、チアシード、キヌアに続いて話題になっているスーパーフード「タイガーナッツ 」。ナッツと呼ばれていますが、実際にはナッツではなく小さな塊茎(かいけい)で、実は野菜の一種になります。食用ガヤツリの根の部分が生長したもので、4000年ほど前から食べられていて、昔から人々の健康維持に最適であると認識されてきました。ここ数年ニューヨークやヨーロッパでブームになり、改めてその健康成分に注目されています。
そのまま食べても歯ごたえと自然な甘みがあります。ミキサーで細かく砕いてミルクと混ぜてスムージーにすると、より食べやすくなります。「オルチャータ」と呼ばれる伝統的なベジタブルミルクも有名です。他にも、食感を生かしてサラダにトッピングしたり、パンナコッタやクッキーなどのスイーツにもおすすめです。
病害虫もつきにくく、植えっぱなしでほぼ放任でも簡単に収穫が可能です。
学名
cyperus sculentus lativum カヤツリグザ科カヤツリグザ属の多年生植物
英名
tiger nuts、chufa
収穫時期
8月ごろ〜10月ごろ ( 定植後100日ほどで収穫 )
果実の特徴
落花生のように掘り起こして収穫する小さな塊茎(かいけい)
栽培ポイント
・害虫がつきにくく、ほぼ無農薬で栽培可能。
・日当たり、水はけの良い場所を好みます。

タイガーナッツ の育て方
植え付け
日当たりの良い場所、土壌は水はけが良く砂などが多い土壌を好みます。畑に植える場合は、畝を立てて水はけを良くしましょう。一般的な培養土でプランター栽培も可能です。
施肥
元肥、追肥とも一般的な果菜類よりはかなり控えめにして大丈夫です。窒素肥料のやりすぎに注意しましょう。
収穫
定植後90〜100日位経過し、葉が少し黄色くなってきたら株ごと掘り起こして収穫です。根から塊茎を取り、洗浄して3日程天日干します。落花生を掘り起こす要領で収穫し、1株から50〜100粒程度収穫出来ます。収穫後の塊茎を少し残して翌年春に蒔くと、同様に収穫できます。