紫陽花(アジサイ)「三河千鳥(ミカワチドリ)」の苗木
山紫陽花(やまあじさい)はしっとりと雨にけぶる山野で、素朴な花姿を見せる花木。「サワアジサイ」とも呼ばれ、茶花にも利用されます。
「三河千鳥(みかわちどり)」は静岡県浜松市(旧春野町)にある旧家で見つかった、ガクアジサイ系のアジサイなのに、装飾花がなく両性花がそのまま手毬(てまり)状に変化する変わった品種です。別名「天竜千鳥」。 土質により色の出かたには変化があります。
※アジサイは品種固有の色もありますが、土壌のpHにより色が変化する性質があります。綺麗な青みの色を楽しむためには、用土を酸性に保つ必要があります。市販されているアジサイ用の用土や肥料をご使用いただくことをおすすめします。
※苗としての販売になります。開花保障はしておりません。
※アジサイは個体差がでやすい植物です。画像は参考画像となります。お届けする花の色合いは栽培により変わってきます。あらかじめご了承ください
ヤマアジサイの商品規格:9-10.5cmポット苗(樹高や樹形は、季節や入荷時期により異なります)
開花時期: 6〜7月頃
最大樹高:0.1〜0.6m
分類:ユキノシタ科アジサイ属耐寒性落葉低木
<山紫陽花(ヤマアジサイ)の育て方・栽培方法>
★花色に対応した土づくりの方法
花を青く咲かせたい場合は、土質が酸性になるよう、鹿沼土を5割程度混ぜ合わせます。
花を赤くしたい場合は、鹿沼土やピートモスなど、酸性の材料を使わないようにするとともに、土が中性から弱アルカリ性に傾くよう、苦土石灰を少量混入します。
★庭植え
木の下など、やや明るいところで、やや湿り気のある肥よくな土壌を好みます。耐陰性はありますが、花つきをよくするには午前中くらいは日の当たる場所が適します。土質を選ばない丈夫な木ですが、堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。土の乾燥や強い西日は、生育や花つきを悪くします。冬から3月までに有機物(堆肥など)と草木灰を混ぜたものを施し、開花前の5月ごろに油かすなどを施します。日本の土壌は弱酸性である場合が多いので、庭植えのアジサイは青系の花色で咲くことが 多いです。赤色の美しい品種でその色彩を鮮明に出したい場合は、春先に苦土石灰を株元に 撒きます。
★鉢植え
一般的な園芸用の培養土などに鹿沼土などを混ぜて水はけと水持ちの良い土で植え付けます。青アジサイ用の培養土があればそちらを利用した方が手軽です。水は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。他は庭植えに準じます。★剪定来年の花芽分化の準備を秋までにしますので、剪定は花後〜夏までに行います。晩夏〜秋冬に強く切ると翌年に咲かなくなることがあります。ただし、山アジサイは小型で伸びにくいため、あまり剪定の必要がありません。大株になり姿が乱れたときに切る程度でかまいません。株が若いうちは花後に花から1〜2節下で切る弱剪定で十分です。また、伸びやすい脇枝が出ることがありますので、この枝は早めに切って分岐させておくと姿がまとまります。
<花木・庭木のご注意事項>
植物は生き物ですので、個体差や季節により商品画像と姿・形が異なります。商品イメージを掲載しております。ポットの色や形が写真と多少異なる場合がございます。予めご了承下さい。時期により開花前、開花中、開花後、落葉後、剪定した状態などでお送りする場合がございます。