
●商品について商品は挿し木ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約40cmです。根鉢の大きさは5号(直径15cmポット)です。
苗の背丈はまだ伸びていなかったり、剪定をしたりしますので、発送のタイミングによっては写真よりもプラスマイナス20cmくらいサイズが異なる場合があります。
冬の終わりから春ごろは葉が減っている場合があります。
花は時期によってはついている場合がありますが、基本的についていません。
春と秋は新芽が出てきます。
写真撮影用にお求めされるお客様が多く、ちょいちょいお電話で「新芽が茂ってますか?花が咲いてますか?」とたずねられます。ご注文時の通信欄にお書き添えいただけば、在庫苗の中からご要望に沿う苗をお選びしますが、出荷のタイミングによってはご要望通りの苗がない場合があります。あらかじめご了承ください。


お茶の花

チャノキ の生垣
●品種の特徴ヤブキタ茶よりも8日ほど芽吹くのが遅い、香りよい晩成の茶葉です。おくみどりの名の由来は「すぐれた晩生の緑茶用品種」という意味から。おくみどりは「やぶきた」と「静岡在来16号」とを掛け合わせて育成された晩成品種です。
お茶はさわやかですっきりとした香りと味わいです。
収量は「やぶきた」よりも多収で、特に色沢は良いことと、摘採期が遅れても、品質の低下が比較的少ないことから、ヤブキタにとってかわる良品種として注目されています。おくみどりは、「やぶきた」「ゆたかみどり」についで生産量が多い品種です。
樹勢はやや強く、暖地から寒冷地まで栽培可能ですが、寒暖の差が大きい地域では凍害に注意が必要です。
【お茶の木(茶ノ木・チャノキ)全般の特徴】
果樹畑の低めの生垣に植えられているのをよく見かけます。庭木として単木で楽しんでも良いし、列植して低めの目隠しにもおすすめ。ツバキ類の仲間ですので、育て方などは大体、椿と同じです。控えめに咲く花も愛らしいです。
お茶はもともと薬として伝来してきたものです。点てた際の香りなどもそうですが、植えてある茶の木の緑は、見るだけでも清々しい青さです。
チャノキの葉は新葉の芽先2 - 3枚ほどを摘み取って茶葉にし、緑茶や紅茶などの茶に加工して飲用されています。焙爐の助炭の上で乾燥したものが碾茶で、これを石の茶臼で挽いて粉末にしたのが抹茶、蒸して助炭上で手揉みして成分を出やすくしたものが玉露です。新葉を採集して玉露に準じて仕上げたのが煎茶、成葉を採集して煎茶に準じて仕上げたのが番茶です。番茶は焙じられて市販されるので、ほうじ茶とも呼ばれています。茶葉を軽く発酵させたのがウーロン茶で、完全に発酵させたのが紅茶です。

学名 |
Camellia sinensis ツバキ科 ツバキ属 |
作出年・作出者 |
1974年 (静岡県・野菜茶業試験場) |
交配親 |
ヤブキタ × 静岡在来16号 |
開花時期 |
9〜11月 |
花色・大きさ・花形 |
白・中輪咲き(3cm位)・一重咲き |
最終樹高 |
地植え:m 〜 2m 鉢植え:m 〜 2m (常緑低木) |
最終葉張り |
m 〜 2m |
栽培用途 |
鉢植え、生垣、庭植え、盆栽、寄せ植え、畑、目隠し、低めの生垣、ボーダー |
成長の早さ |
樹勢はやや強い |
植栽適地 |
東北南部〜沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
育てやすさ |
★★★☆☆ 育てやすい日照条件:日なた〜半日陰、耐陰性強い、耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:ほとんど出ない |
花言葉 |
追憶、純愛 |
オクミドリの育て方
植え方・用土水はけの良い、堆肥をよく透きこんだ肥沃な土壌に高植え植えます。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、少々日陰でも良く育ちます。
水やり夏場は毎日行ってください。それ以外の時期については、土の表面が乾いていたら、たっぷり与えてあげてください。
肥料のやり方1月ごろに寒肥として有機肥料を与えます。
開花後にお礼肥えとして油粕と化成肥料を2握り程度与えます。
剪定方法強い剪定はあまりおすすめできません。放任して育てたほうが花がよく咲きます。
無駄枝を間引く程度で通風と採光を良くする剪定にします。
庭植えなどで、コンパクトに育てる場合は剪定は花後すぐに行います。
その他豆知識椿やサザンカの仲間ですので、だいたい育て方は椿類と同じです。
病害虫の予防法初夏のもち病はダコニールを用いて駆除、チャドクガは捕殺するか殺虫剤で駆除します。病害虫が発生したらそのつど消毒を定期的に散布します。
なるべく自然栽培をして茶葉を楽しみたい時は、マルチングをして雑草などを防止し、薬剤使用を極力避けるといいです。