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●商品について商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約40〜65cmです。根鉢の大きさは3.5号(直径10.5cmポット)です。
栃木県栃木市で生産しております。
冬の休眠時期に掘り取り仮植してあります。細根はほとんどなくポットの中で根が張っていません。植え替えはポットから抜いてそっと植えてください。
自然のものですので、根の形によってはポットにまっすぐに植えれません。
大きめの鉢や地植えの際に、まっすぐになるように植えてください。
商品は1本立ちです。複数株を束ねて植えれば株立ちに仕立てることもできます。
芽吹き時期の個体差があり、芽吹きが遅く、6月に芽吹き始める苗もあります。葉がない時期のお届けで芽吹いてこない場合などでは芽吹きがただ遅れているだけの場合があります。心配な場合は樹皮を軽く削ってめくってみて形成層が青くなっていれば枯れていません。心配な場合は受け取り時にご確認ください。お届け後3日以上経過してからの枯れ補償はありません。予めご了承ください。
1年目は収穫は控えてください。新芽が3つ以上に増えてから収穫開始です。春になって芽が出て来たら、伸びたところで摘んで収穫してお召し上がりください。そのまま放置しておくと、次第に若芽は悪くなっていきます。
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●品種の特徴こしあぶらは春先に伸びる独特の香りを持つ若芽を食べます。まだそれほど大きく伸びていない芽を摘み取り、元のほうにあるハカマの部分を除いたものを調理します。太いだけでなく養分も多く、最高においしいです。
コクのあるまろやかな風味はたらの芽以上と評判の山菜です。「山菜の女王」とも呼ばれています。
苦みがありますので、苦みを和らげる天ぷらにしたり、また、ゴマあえや、味噌あえ、おひたしなどにして食べます。塩漬けにすることによって保存食としても食されてきました。収穫は4〜5月頃の春の味覚です。半日陰を好み、秋には葉が黄色から白く輝くように美しく変化します。寒さにも強いです。トゲもありません。
春に芽吹いた新芽が大きく伸びる前に摘み取り、食用とします。強い独特の風味があり、人気の山菜です。コシアブラは中国地方ではバカと呼ばれ、新芽をバカの芽と呼び食用としています。日本全国の山地に自生していて、葉っぱは楕円形の黄緑色をしています。花は房状の白やクリーム色の細かい花をしています。
学名 |
Acanthopanax sciadophylloides ウコギ科 ウコギ属 |
別名 |
漉油、あぶらっこ、ゴンゼツノキ、バカ |
開花時期 |
8〜9月頃 |
花色・大きさ・花形 |
黄緑色 |
最終樹高 |
地植え:2m 〜 5m 鉢植え:1m 〜 2m (落葉高木) |
最終葉張り |
2m 〜 3m 直立性 |
栽培用途 |
鉢植え、庭植え、畑など |
成長の早さ |
やや遅い |
植栽適地 |
北海道〜沖縄 |
育てやすさ |
★★★☆☆ 育てやすい日照条件:半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:中性耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:とても強い 害虫:ほとんどつかない |
芽吹き時期 |
3月下旬〜4月頃 |
トゲの大きさ |
無し |
コシアブラの育て方
植え方・用土植え付けは秋〜翌年の梅雨ぐらいで、適期は11月〜2月頃です。水はけのよく、通気性に優れた土壌に、根が土中に完全に隠れるように植え付けてください。地植えの場合は大きな木のそばに植えてあげるのが良いです。日当たりの良い林内のような環境がベストです。その際、支柱も立てて倒れないようにしてあげてください。コシアブラの根は細い根が少なくつるつるしているので、植え付け時には細かい根を切らないように注意して植え付けてください。鉢植えの場合根づまりを防ぐため、数年ごとに植え替えてあげてください。
水やりコシアブラは乾燥にあまり強くありませんので、土が乾かないようにたっぷりと水を与えてあげてください。しかし、水が多すぎると根腐れの原因になりますので、注意してください。冬場も土の凍結を防ぐため、適度な水やりを行ってください。
肥料のやり方地植えの場合はあまり肥料を必要としません。肥料を与える場合は12月頃と、新芽が出る2〜3月頃に有機肥料を与えてあげてください。
花芽の付き方4〜5月頃に伸び始める若芽を摘み取ります。摘み取るときは、栄養が多く柔らかい1番先端の芽(頂芽)を取るようにしてください。取りすぎてしまうと来年の芽がなくなってしまいます。
剪定方法剪定や収穫をしないと10mを超えるぐらいまで成長します。収穫により頂芽を摘み取ると、そこまで大きくはなりません。剪定を行うことによって、枝の数が増え、頂芽の数も増えますので、収穫量が多くなります。収穫後の5月頃に枝の先端を切り戻してあげてください。
その他豆知識日当たりを好みますが、植え付けてすぐは、日差しに強くありませんので、半日陰になるように育ててください。半日陰が難しければ、最初は鉢植えで育ててあげてください。成長すると日差しに対してある程度強くなります。芽は真夏の西日など直射日光に弱く焼けてしまうので、日当たりが良い場所は、夏場に遮光するようにしてください。
病害虫の予防法コシアブラは病害虫にとても強く、特に対策は必要ありません。まれにヨトウガの幼虫が付くことがありますので、見つけたら取り除いてください。
育て方のまとめコシアブラは乾燥と直射日光に強くありません。
増やし方成木のコシアブラの木の根元に「ひこばえ」が生えていることがありますので、ひこばえを掘り上げ、しばらく水につけて置いたあと、植え付けてあげてください。