
●商品について商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約10cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。
●品種の特徴「ナナ」は超矮性のゲッキツです。樹高10cmの内から花をたくさんつけ、香りも抜群。
「ゲッキツ」はミカン科の常緑低木で夏に甘い柑橘系の芳香を出す花を咲かせます。光沢のある小さく丸い葉もとても愛らしいです。花の後には赤い実がつきます。食用可能ですが、酸味が強いのでジャムや料理の風味づけに使われることが多いです。別名のオレンジジャスミンはオレンジとジャスミンのような香りがすることから名づけられたようです。
学名 |
Murraya paniculata ミカン科 ゲッキツ属 |
別名 |
シルクジャスミン、月橘、オレンジジャスミン |
開花時期 |
4〜10月 |
花色・大きさ・花形 |
白 |
香りの強さ |
強香 |
収穫時期 |
6月〜8月 |
最終樹高 |
鉢植え:m 〜 1m (常緑低木) |
栽培用途 |
観葉植物、鉢植えなど |
植栽適地 |
関東以南〜沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ日照条件:日なた、土壌酸度:弱酸性耐寒性やや強い(0度)、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:普通 |
花言葉 |
純粋な心 |
矮性ゲッキツ|ポット苗の育て方
植え方・用土3〜4月ごろが植え付け適期です。暖地で2年生以上の苗は冬の植え付けも可能です。
鉢植えは年中植え替えできます。
冬の北風の当たらない、日当たりの良い場所が栽培適地です。日当たりが良いと果実がおいしくなります。 鉢植えの場合でも、冬の寒風をよけれる場所で管理してください。
品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やココチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。
水はけの良い、肥沃な土を好みます。よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいです。地植えの場合は堆肥「極み」を1袋、鉢植えでは、みかんの土(肥料入り)を使って植えると簡単手軽&最高です!
水やり地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。土が乾いていなければ与えません。
肥料のやり方肥料は花がつき始めてから与え始め、収穫量に応じて少しずつ量を増やしていきます。おすすめの有機肥料は みかんの肥料です。3月上旬と7月上旬に追肥として速効性の化成肥料(元気玉)を与えます。冬は与えなくて大丈夫です。
花芽の付き方柑橘類は前年に伸びた新しい枝の先端部の葉脇に花芽を含んだ混合芽が1〜2月にできます。
前年に実をつけた新梢には花芽ができず発育枝だけが伸びますが、翌年の果実をつける結果母枝になります。結果母枝から芽吹いて枝が伸びて結果する有葉果は果実が大きく太ります。結果母枝から新しい枝が伸びずに花が直接結果枝に咲く直花果は養分不足になるので、小さい果実になり、収穫までに生理落果しやすいです。

剪定方法枝を広げるように意識して樹形を作ると日あたりもよくおいしい果実が増えます。
1年生のは将来の成長と樹形作りのために主幹を地際から30〜40cmの高さで切り戻して植えます。

寒い時期の剪定は控えます。
その他豆知識秋から6月頃まで販売しております苗木は、冬の低温時期は休眠期になり、ほとんど生長がありません。1〜3月頃の苗木は冬の寒さで葉が黄色くなったり、徐々に落葉します。
春になってから新芽を出すために、古くなった葉を樹が自ら落としす生理現象です。
葉がすべて落ちても株に力があれば、芽吹き育ちます。葉が少ないときは水は控えめに管理し、土が乾いてからたっぷり与えます。
柑橘類の育て方Q&A
病害虫の予防法3〜4月頃の新芽時はアブラムシがつくことがあります。通年、ハダニやカイガラムシ(ロウムシ)、ハモグリバエの幼虫、アゲハチョウがつくことがあります。
枝葉が込み合い風通しが悪いと病害虫がつきやすくなるので、茂りすぎないよう間引くことと、こまめに観察して発見しだい駆除してください。
育て方のまとめおいしい果実を増やすコツは、春から秋にハダニやアゲハチョウ、ハモグリバエなどに葉を食害されないようにして葉を多くすること。
日あたりによく当てて養分を蓄積させること。
柑橘類は成り年と不成り年を交互に繰り返すいわゆる隔年結果しやすいです。なり年は強めに切り戻し結果母枝の発生を促し、不成り年は剪定しないか間引く程度にして花芽を確保しておくと良いです。
増やし方苗木は接木で増やします。