苗木部スリット鉢 (10号・30cm) プラ鉢

●品種の特徴
生産者も愛用するスリット構造。
理想的な根張りを実現し、植物が元気に育ちます。



答えは右側の『スリット鉢の根』

根が絡まったりせずに真っすぐと下に伸びていますよね。この理想的な根の状態を作ってくれるのが、ご紹介しているスリット鉢なんです!

植物は生長する為に根を下へ伸ばす習性があります。
鉢植え栽培の場合、ポットや鉢の中で伸び続けた根は、行き場を失うと鉢の底でグルグルとらせん状に回り始め、サークリング(またはルーピング)と呼ばれる状態になります。無駄に伸びて絡まったこの状態では、効率よく水分吸収を行うことが出来ず、根詰まり・根腐れ・枯れの原因になってしまいます。
上の写真で言うと、左側の写真がサークリング状態で根詰まりを起こしている根っこです。



●商品について
10号サイズ
外径: 30cm (底25.5cm)
内径: 26cm
高さ: 26.5cm
容量: 13.5L
材質: ポリプロピレン

用途:木立性バラの大苗の植え付け、1、2年生果樹苗、ブルーベリー3年生苗や根鉢直径25cmくらいまでの根巻き苗の植え替え・鉢増しに。

色が選べます。
緑色(グリーン)、紺色(ネイビー)
以前は紺色の方が人気でしたが、最近は緑の方が人気。




●品種の特徴
生産者も愛用するスリット構造。理想的な根張りを実現し、植物が元気に育ちます。



答えは右側の『スリット鉢の根』根が絡まったりせずに真っすぐと下に伸びていますよね。この理想的な根の状態を作ってくれるのが、ご紹介しているスリット鉢なんです!植物は生長する為に根を下へ伸ばす習性があります。鉢植え栽培の場合、ポットや鉢の中で伸び続けた根は、行き場を失うと鉢の底でグルグルとらせん状に回り始め、サークリング(またはルーピング)と呼ばれる状態になります。無駄に伸びて絡まったこの状態では、効率よく水分吸収を行うことが出来ず、根詰まり・根腐れ・枯れの原因になってしまいます。上の写真で言うと、左側の写真がサークリング状態で根詰まりを起こしている根っこです。





メリットとデメリット

最大のメリットは、根詰まり根腐れを防いでくれること!そして、排水性が良くて必要な酸素を与えてくれること!
スリット鉢の特徴でもある、鉢角形の角にあけられた細長い穴(スリット)は、丸い穴と違って表面張力が働かないので、水やり時の排水が非常にスムーズ。水やりによって土の中の古い水分が下へ押し流され、植物の根に必要な新しい水と酸素が供給されます。水やり時に排水性が良いことはとても重要なのです。また、余分な水分を外に出してくれる働きもあるので、根腐れも防いでくれます。
さらに、伸びた根がスリットから出ると、光や空気に触れるために、その根の生長が止まります。そして他の根を伸ばそうと、鉢の中央方向にも根を伸ばしてくれます。その為、サークリン現状が生じず、短い根がたくさん出て、用土を有効活用することができるのです。
根が生長を止め、それ以上大きくなることにエネルギーを使わなくなるので、植物は花を咲かせ実を付けることにエネルギーを使います。また、根が休んでいる状態なので、数年後の植替え時のダメージも抑えることができます。

気になるデメリットその1
メリット盛り沢山のスリット鉢ですが、陶器の鉢やフレグラーポットなどと比べると、おしゃれ感はどうしても劣ります。

気になるデメリットその2
排水性が良いので、乾きやすいとも言えます。なので、鉢底石は使いません。
排水スリットから土が多少流出することがありますが、植え付けて数週間もすれば、土も落ち着き流出しなくなります。
乾燥を嫌う植物の場合は、こまめな水管理が必要になります。

デメリットはメリットの裏返し。植物が元気な根を張り、葉や花や実が元気に育つなら、ぜひ取り入れてみる価値はあると思います。