華布の草木染めシリーズは「茜(あかね)」、「蓬(よもぎ)」で
染色されたオーガニックコットンガーゼを使用しています。
単に色を付けるだけの草木染めとは違って、
薬効成分のある植物をセレクト。
お薬を体内に取り込むことを「薬を服用する」と表現するように、
昔の人は、布に染料を染み込ませ衣服として身に付けることで
草木染めの薬効成分を体内に取り込み、病をいやしたりしたそうです。

左が茜、右がヨモギ。
「茜」は血液にまつわる薬効があるとされ、自然殺菌、消毒効果、通経作用など
子宮、経血トラブル、月経過多に改善に効果が期待されるそうです。
昔から女性のための薬草として用いられてきました。
昔は女性の腰巻きは「茜」だったそうです。
茜の色は優しいオレンジがかったピンク。
誰もがその中で過ごした子宮の色と同じで心が安らぐ色です。
「よもぎ」は「よもぎ蒸し」といった民間療法として古来より切り傷、
かぶれのほか浄血作用や冷え予防に効果があるとされています。
子宮や卵巣の老廃物の排出を助け、血行促進の作用もあります。
昔から万能の薬草として大切にされてきました。
「よもぎ」色は淡い抹茶色でとても優しい色です。
華布の草木染めシリーズは、愛媛県久万高原の「工房天月」さんで
手作業で丁寧に染め上げられたオーガニックコットンガーゼを使用しています。
染めに使用しているのは、自然のものだけ。
使用している植物も、工房天月さんの豊かな自然の中で育ったものです。

愛媛県久万高原町にある「工房天月」さん。
自然と人との共生を目指す由良野の森の中にあります。

染料の元となるヨモギや茜は、森の中に自生しています。
ヨモギは茎・葉。茜は根っこ。
染める布と同じだけの重さが必要なのだそうです。

染めるのはオーガニックコットン100%のガーゼ。
これも工房天月さんが探し回って見つけてくれたこだわりのガーゼです。
肌触りがとっても優しい(*^^*)

お手製の釜で煮出した染液に、布を浸します。
これを絞って、お水で洗い、色止めのミョウバンに浸けて、お水で洗う。
この工程を10回繰り返します。

最初は真っ白だったオーガニックコットンのガーゼが、段々と染まっていきます。
あ、右下の栗は、森で採れたもの。
これもグツグツとして、美味しくいただきました。
栗の皮でも草木染めができちゃうんですって(^^)

「工房天月」の鷲野陽子さん。
華布の布ナプキンの始まりは、実は陽子さんとの出会いからなんです!
いつも温かくママたちの活動を応援してくれています。
見てください!この美しい色。
草木染めは、染めるたびに違う色になります。
化学物質を使わず色止めをしているので、使い込むと色落ちしますが、実はこれは当たり前の摂理。
均一に染められて、ほとんど色落ちしない化学染色との違いです。
色の変化もお楽しみのひとつ。

華布スタッフも毎年、草木染めの体験をさせてもらっています!
熱々の染液に浸けた布を度々絞るので、身体中がポカポカしました。
構造ですが、肌にあたる面は、草木染のオーガニックコットンガーゼ。
中面は、何と華布の布ナプキンに使われているふわふわのワッフル地のオーガニックコットンを贅沢に使用しています。
通気性もよく、あたたかいのが特徴です。

