丸こま9号(佐世保ゴマ)1800 紐・台座付き

 

昔、小さかった頃、学校が終わって、カバンを投げ出して、一目散に近所の空き地へ走っていきました。

そこには、学校の仲間や近所の知り合い、ガキ大将がいて、子供にとって町の唯一の集いの場で、いい事、悪い事を知らず知らずのうちに学んでいました・・・

そんな懐かしい記憶が多くの方、特に男性にはおありだと思います。しかし最近では、町の公園では子供の姿はなくなり、近所の駄菓子屋もいつの間にか姿を消しています。

それに伴って、昔のいいモノ、いい想い出がなくなりつつあります。

独楽もその1つなんです・・・


けんか独楽!

頭が大きくて足が細い「らっきょ型」が特徴。

今でこそ、干支をはじめとした置物として丸みを帯びた独楽も作られていますが、玩具の「けんかこま」として遊ばれていただけに、重くて堅い「マテバシイ」の木が今も使われています。

この独楽の呼び方はたくさんあります。どれが正しいということはありません。

丸こま
佐世保こま
けんかごま
どんぐりごま



頭上から、相手の独楽をめがけて打ち下ろすのように投げて回します。

みるからに、すごそうな破壊力ですね!

こちらの鉄針「けん」も、細長い平こま用のけんのように、徐々に幻となりつつあります。

どんぐり頭の縞模様がこの独楽のトレードマークです。

佐世保では、佐世保競輪がりますが、そのキャラクターも、同じような頭をしています。

 

私の地域では、この独楽を女の子用、平独楽を男の子用として遊んでました。でも、今考えますと、けんかゴマであるこちらの方が男の子用がしっくりきますね。

 昔より玩具として作られている殆どの物は、その地にありその遊びに一番適した素材を使うということで、佐世保こまは、ブナ科のマテバシイ(硬くて重く打ち合うのに適しており、地元に群生している)という木を使っております。 

 


昔の記憶を呼び起こす独楽!

想い出と楽しさをお子様やお孫様へ回していただければ幸いです!

 


直径__約9.0cm 紐・台座付き