山あいの小さなむらの未来 ―山古志を生きる人々― 配送ポイント:15[M便 15/19]
2004年10月23日夕刻、新潟県中越地震発生。壊滅、孤絶した旧山古志村(現長岡市)は全村避難を強いられる。それでも人々は「帰ろう、山古志へ」の合言葉のもと、3年後ついに故郷への帰還を果たす。
東洋大学による5年間の調査に基づく本書は、この「山あいの小さなむら」の未来につなぐ「持続的むらづくり」を提唱する。「危機」にあっても「希望」を失わず、未来を切り開こうと苦闘する「再生」への物語。この「物語」を東日本大震災で被災したむらやまち、そして過疎化・高齢化に悩む全国の無数の「山古志」へ届けたい。そして自然や農を希求する都市住民にも。なぜならこの「物語」は、土を耕し、自然と共に生きる人々の物語でもあるからだ。
地域産業、住環境、地域文化、景観・観光、生活支援、健康支援など福祉社会研究の専門家や活動家17名による執筆。
A5判 311ページ
執筆者
長島忠美(旧山古志村村長・学校法人東洋大学理事長) 明峯哲夫(農業生物学研究室主宰) 渡辺 斉(新潟県建築士会まちづくり委員長) 佐々木康彦(財団法人山の暮らし再生機構地域復興支援員) 青柳 聡(東洋大学福祉社会開発研究センターRA) 井上 洋(財団法人山の暮らし再生機構地域復興支援員) 古山周太郎(奈良県立大学地域創造学部専任講師) 清野 隆(立教大学観光学部プログラムコーディネーター) 川澄厚志(東洋大学国際地域学部非常勤講師) 仁瓶俊介(新潟県建築士会) 水村容子(東洋大学ライフデザイン学部教授) 山田義文(東洋大学ライフデザイン学部実習助手) 菊地章太(東洋大学ライフデザイン学部教授) 小瀬博之(東洋大学総合情報学部教授) 渡辺裕美(東洋大学ライフデザイン学部教授) 齊藤恭平(東洋大学ライフデザイン学部教授) 神野宏司(東洋大学ライフデザイン学部教授) ※かっこ内執筆時