細江英公人間写真集 気骨 配送ポイント:19
思い出せ日本人の気骨!とりもどせ自恃のこころ!
戦後日本の驚異的復興を牽引し、今日の日本経済の土台を築いた経済界のトップリーダーたち34人の表情と所作は何を語っているか。彼らの公私にわたる姿を活写した、未来の日本に伝え遺したい珠玉の写真集。
写真集『気骨』にまとめられた作品は、戦後日本の経済を支えた企業家34名。1973年〜82年にかけて「季刊 中央公論経営問題」誌上で「現代の長老」として紹介、連載されたものである。三島や土方を撮り世界的に評価された細江が、被写体に経済人を選択した理由は何だったのだろう。公私にわたるその姿を活写し、あぶり出された力と哀感は、我々に感動を与えるとともに、今を生き抜く者に、問いを投げかけてくる。
掲載人物:原 安三郎・石田禮助・石坂泰三・江崎利一・大屋晋三・高杉晋一・久保田 豊・和田恒輔・城戸四郎・各務鑛三・土井正治・松根宗一・山田輝郎・十河信二・金子 鋭・新関八州太郎・小林節太郎・岩切章太郎・土光敏夫・松下幸之助・小林孝三郎・永野重雄・有吉義弥・堀田庄三・早川種三・中安閑一・百瀬 結・駒井健一郎・谷口豊三郎・安藤楢六・小原戦鐡五郎・立石一真・出光計助・鈴木三千代
【細江英公】
1933年(昭和8年)山形県米沢市に生れ、東京で育つ。
三島由紀夫を被写体として耽美的な世界を表現した《薔薇刑》や、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽をモデルに撮影した《鎌鼬》など、数々の名作を残す。
1998年紫綬褒章、2003年には英国王立写真協会創立百五十周年記念特別賞を受賞。
2007年旭日小綬章受章、2010年文化功労者に選出。
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気骨ある戦後日本経済の開拓者34人のポートレート集
日本人の中に脈々と流れる骨太な精神性を明らかにしようとするものです。
例えば、土光敏夫
「国が滅びるのは悪ではなくて、国民の愚によるのです」
今の私達は、この言葉に耳を傾けることが必要かもしれません。
石坂泰三、松下幸之助、永野重雄など、いずれ劣らぬ剛の者の勇姿が掲載されています。
連合国軍総司令部(GHQ)による財閥解体、公職追放令など仮借ない体制転換の嵐をくぐりぬけつつ、
企業社会を主導し、米ソ冷戦や朝鮮戦争も巧みに利用して時代を切り開いていきました。---------------------------------------------------------------
270mm×380mm 本文215ページ
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