日本が世界に冠たる自転車競技、競輪。アメリカのメッセンジャーから火が付き、日本に逆輸入されるかたちで巻き起こったピストブームから10年余。いわゆる競輪フレームと呼べそうな完成車は徐々に姿を消すなか、How I roll(ハウアイロール)からガチめに作り込まれた競輪フレームが届いています。
競輪フレームさながらのジオメトリのChamp(チャンプ)は、完成車ながらNJS認定の日東のB123鉄が採用されるという贅沢な仕様に。立ち気味のヘッドチューブや肩の張ったラグ組みフォークなど要点を押さえながらも、タイヤクリアランスはやや余裕を持たせるなど実用に沿わせたたHow I rollならでは解釈も。シルバー系パーツで固めてあり、見た目にも非常にクラシックになっています。
ラグドフォークや、シートクランプではなくシートピンで固定する昔ながらの仕様を採用。リムはシルバーかつCNC非加工と、こちらも非常にクラシック。ストリート感漂うHow I rollのロゴとの対比が、シンプルになり過ぎず良いアクセントになっています。細いフォークのベントからラージフランジまでの一体感がいかにも競輪フレーム!