多くの声に押され、Brooklyn Machine Works(ブルックリンマシンワークス)のギャングスタが再始動!バージョン4となる今作では、リムーバルブレーキ台座を採用するなど仕様を現代的にアップデート。基本となるジオメトリはこれまでを踏襲しながらも、ブレーキを外したときに台座が残ってしまう難点をクリアしています。今作ではチェーンステイクリアランスを変更し、タイヤクリアランスを700Cx30mmまで拡張。ピストやシングルスピード、トラックロクロスなど幅を持たせた使い方が可能になっています。BMXでのキャリアを背景にした初期のコンセプトはそのままに、今作でもリアルなストリート色を打ち出しています。
BMXやMTBなどをバックグラウンドに持つBrooklyn Machine Worksらしく、ギャングスタV4は剛性感とコントロール性を感じられるダイレクトな乗り味。かつてのピストブームを牽引したモデルらしくフリーと固定コグの両方がデフォルトで搭載されており、チェーンリングの46Tに対していずれも17Tの組み合わせに。ギア比は2.70程度なので、街中で乗りやすくスキッドにも相性の良いギア比になっています。ギア比と同じく、タイヤ幅は700Cx28mmの街乗りに適したタイヤ幅を設定。ブレーキは制動性に優れたミニV仕様となっており、Vブレーキ台座は着脱が可能なリムーバブル台座を。レース会場など公道以外の使用に限定されますが、ブレーキレスにすることも可能です。
かねてよりリリースされていたフラットラットステムやシートポストなどのパーツに加え、ギャングスタV4の発表に伴いオリジナルのヘッドパーツもラインナップに復帰。ロゴ入りのクランクが標準で搭載されるなど、ファンには嬉しい仕様になっています。7075アルミの塊から削り出されたフラットラットステムは高い剛性を備えており、強い負荷がかかる幅広のライザーバーとは抜群の相性。MTBでは標準規格となる35mmをサイズのラインナップに加えることからも、強度への自信がうかがえます。フロントフォーはダブルクラウン仕様、ガセットや特徴的なシートステーの溶接部分など、ギャングスタらしさも健在です。チェーンステーのクリアランスの見直しやシートポストを27.2mmへ変更するなど、V4のリリースにあたり各所をアップデート。V3の終了から非常に長い期間が空いてしまいましたが、期待を裏切らない進化を遂げています。