自動車産業のFMEA参照マニュアルには、従来、AIAG(アメリカ自動車産業協会)版とVDA(ドイツ自動車工業会)版の2つが存在していましたが、自動車産業セクターとしてFMEAに共通の基盤を提供するために、AIAG&VDA FMEAハンドブックが発行されました。本書では、IATF16949で要求されている、故障モード影響解析(FMEA)について、AIAG&VDA FMEAハンドブックの内容にもとづいて解説しています。このハンドブックではまた、従来からの設計FMEAおよびプロセスFMEAに加えて、FMEA‐MSRが新たに開発されています。本書ではFMEA‐MSRについても解説しています。このFMEA‐MSRは、ヨーロッパやわが国の自動車産業において最近普及し始めている、自動車の機能安全規格ISO26262の考えを、全面的に取り入れています。本書では、ISO26262の概要についても解説します。
第1章 FMEAの基礎(FMEAの目的|FMEAハンドブック制定の経緯 ほか)|第2章 設計FMEA(設計FMEA実施のステップ|設計FMEAの実施 ほか)|第3章 プロセスFMEA(プロセスFMEA実施のステップ|プロセスFMEAの実施 ほか)|第4章 FMEA‐MSR(FMEA‐MSRの概要|FMEA‐MSR実施のステップ ほか)|第5章 ISO26262(機能安全の基礎|ISO26262の概要)
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