人はなぜ、物質や行動にアディクティッド(addicted)してしまうのだろうか?その背景には往々にして、薬物療法では解決できない当事者の「心の痛み」がある。現代社会において多くの人が抱えるこの問題に対し、どのように向き合い、取り組んでいくべきか。「アディクション」概念成立の歴史からその展開、当事者・家族支援の現状まで、第一線で活躍する14人の執筆陣によるさまざまな視点・立場からの「声」が、そのヒントを与えてくれる。『臨床心理学』本誌連載の書籍化。
アディクション―精神医学の「鬼っ子」|快楽とアディクションの脳科学―「いいきもち」が暴走するとき|嗜好と嗜癖の狭間で|トラウマとアディクション―問題行動の背景にあるもの|人が行動を変えるとき―動機づけ面接|「力」のアディクション―封印された「恐れ」と「暴力」|「食」のアディクション|アディクションと家族―「共依存」と「AC」を超えて|製薬化時代の薬物と薬物問題|米国ドラッグ・コートと治療的法学|人が生き方を変えるとき―アミティにおけるコミュニティと語り|痛みを生き延びるためのアディクション―当事者の視点から|地域における女性薬物依存症者支援の実践から見えてきたこと|依存症からの回復をめぐって
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