曽国藩は、太平天国の鎮圧者、洋務運動のパイオニアとしてよく知られているが、歴史の見方によってさまざまな評価を受けてきた。そのため、人間曽国藩の実像がややもすれば不明確となっている。本書では、曽国藩がエリート官僚である前に、読書・学問を愛した宋学の求道者として、天命に従い勤便・倹約・清廉を旨とする生涯を貫いたことをふまえ、彼が生身の人間として中国の近代史をどう生きたかに迫る。
曽国藩の評価|1 生い立ち―家族とのきずな|2 北京における官僚生活|3 太平天国と湘軍|4 中国の近代化のはじまり|5 天津教案と外交
種別 | 本 |
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著者 | 清水稔/著 |
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出版社 | 山川出版社 |
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シリーズ名 | 世界史リブレット人 71 |
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出版年月 | 2021年02月 |
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サイズ | 120P 21cm |
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ISBN | 9784634350717 |
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