日本は新しい金融に対応できているのか。持続可能な金融を意味するサステナブル・ファイナンスが、世界を席巻している。目先の「利益」や「市場」などを重視してきた金融の在り方が、中長期の視点で「環境」や「社会」を優先する新しい価値観で見直され始めている。弱肉強食やむなしとする強者の論理は、弱い人も取り残さない包摂の論理にとって代わられつつある。新しい金融の指針は何か、お金の流れはどうなるのか、規制はどういう形になるのか、銀行はどういう対応を迫られるのか、などを日経新聞編集委員が最新情報にもとづいて解説。
1 新しい銀行像の模索(浮かび上がる5つの指針|時代を開いた先駆者たち)|2 お金の流れを変えろ(タブーファイナンス―問われる因習|サステナブル・ファイナンス―金融の新しい流儀)|3 変わる枠組み、変わる銀行(公的機関・投資家が突き付けるサステナブル基準|グリーン・バーゼル規制の足音|銀行版「文化大革命」)|4 日本と邦銀の行方(再び遅れる日本)
種別 | 本 |
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著者 | 太田康夫/著 |
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出版社 | 日経BP日本経済新聞出版本部 |
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シリーズ名 | |
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出版年月 | 2021年10月 |
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サイズ | 316P 19cm |
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ISBN | 9784532359034 |
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