今から70年前、ひとりの青年僧が金閣に火を放った。その理由を問われた男は「美への嫉妬」とつぶやいたという。いや、この「行為」はそういうものなどではない。彼・林養賢に何があったのか。三島由紀夫は、期せずして、その真理を作品の中に描き出した。狂気に秘められた真相を追究・分析するノンフィクション。
プロローグ 金閣焼亡|第1章 動機はあとから造られる|第2章 零度の狂気|第3章 他者の影|第4章 焼かなければならぬ|第5章 離隔|第6章 邂逅―小説『金閣寺』|第7章 ナルシシズムの球体|第8章 生きようと私は思った|エピローグ まつろわぬ者たちへ
種別 | 本 |
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著者 | 内海健/著 |
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出版社 | 河出書房新社 |
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シリーズ名 | |
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出版年月 | 2020年06月 |
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サイズ | 223P 20cm |
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ISBN | 9784309254135 |
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