サブカルチャーを消費する:20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学

(中古品)サブカルチャーを消費する:20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学
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【商品説明】
 
サイズ
高さ : 3.40 cm
横幅 : 13.80 cm
奥行 : 19.30 cm
重量 : 670.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
20世紀、年少者たちは様々な方法で「家族」のなかに囲い込まれ、「消費社会」から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。「消費社会」を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。 【目次】序章 なぜ漫画やアニメが分析されるのか第1章 映画を消費する「サブカルチャー」の形成とミッキーマウスの誘惑1 「共通の場」としての活動写真・映画(1)年少者と活動写真(2)年少者の退却2 映画を遠ざける(1)映画を「高度」化する(2)映画を検閲する3 映画と家族(1)消費される映画/消費する年少者(2)小家族の形成(3)こづかいという問題(4)年少者と活動写真・映画4 年少者向け映画の編成(1)学校で観る映画(2)アニメーションの流行(3)ミッキーマウスの約束(4)メディアの交差:越境するミッキーマウス5 消費社会の模造(1)消費の摸像・サブカルチャーの形成(2)手塚治虫という通路第2章 戦争を消費する 年少者の消費と戦記漫画の変容1 叢生する漫画、追放される漫画(1)映画の戦後(2)年少者向けの消費の産業化(3)こづかいの定額化(4)「悪書追放」という抗争2 戦記漫画の興隆(1)戦後の戦争(2)戦記物の「改変」(3)年長者への反抗3 戦記漫画の変容/戦争を消費する(1)こづかいの「権利」化(2)趣味の拡散と読者の高年齢化(3)年長者向け化する戦記漫画:水木しげる、松本零士、望月三起也(4)戦記漫画から戦争アニメへ第3章 性差を消費する バレエ漫画の展開と「戦後家族」の結託1 漫画のジェンダー化(1)女性たちの追放(2)密室の形成(3)折り重なるジェンダー2 戦後と家族の物語(1)「戦後」を否定する(2)「豊かさ」を消費する(3)「捨て子」を望む3 恋愛を消費する(1)家族の物語から抜け出す(2)恋愛物語の「完成」4 消費社会のなかの恋愛(1)恋愛のその後(2)消費社会の恋(3)性差の乗り越え、他者の乗り越え(4)「戦後家族」抜きの「消費社会」第4章 都市を消費する、年少者を消費する 20世紀のサブカルチャーの終焉と対抗的消費1 年少者が消費する(1)サブカルチャーの成長(2)システムへの従属2 コミックマーケットの膨張(1)対抗贈与の可能性(2)理念を再編する(3)年少者という問題3 秋葉原という場(1)秋葉原の変貌(2)東京の冷却(3)他者を排除する(4)秋葉原の制度的起源(5)見知らぬ場所4 あらたな「消費社会」(1)模像としてのサブカルチャー(2)「消費社会」の可能性3 秋葉原という場(1)秋葉原の変貌(2)東京の冷却(3)他者を排除する(4)秋葉原の制度的起源(5)見知らぬ場所4 あらたな「消費社会」(1)模像としてのサブカルチャー(2)「消費社会」の可能性注文献あとがき