サイズ
高さ : 3.40 cm
横幅 : 13.00 cm
奥行 : 19.80 cm
重量 : 620.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
社会学はどう使えるのか、どう使うべきか 6人の「偉大な社会学者」の足跡を辿りつつ、現代社会学の最前線を見通す、格好の入門書。 社会学はどう使えるのか、どう使うべきなのか。本書は、教祖デュルケーム、天才ジンメル、巨匠ウェーバー、伝道師パーソンズ、達人マートン、鬼才ルーマンという六人の「偉大な社会学者」たちの人生と著作を通じて、社会学の形成と展開をたどるとともに、それをふまえて現代社会学の地平を見渡し、現代の社会を描く方法を解き明かす。 【目次】 序 章 社会学の使い方 1 常識をうまく手放す 2 社会学の系譜 3 社会学ができること 第I部 社会学の形成と展開 第1章 社会を観察すること―社会学とは何か― 1 社会学の奇妙さ 2 観察者と対象 3 距離感とまなざし 第2章 始まりのデュルケーム―二重の少数派として― 1 〈今の社会学〉の誕生 2 こちら側/あちら側 3 政治と制度 第3章 目に見えるモノと見えざるもの―科学の視線と方法― 1 因果をつきとめる 2 論理を組み立てる 3 部分と全体 4 社会の過剰さと社会学 第4章 ジンメルの問いの平面―社会と形式― 1 もう一つの起源 2 「形式」の思考 3 断絶と連続の手触り 第5章 ウェーバーの旋回―実証と比較― 1 方法の巨人 2 仮説と検証(その1)――事実を見出す 3 限定された知として 第6章 パーソンズと機能主義―理論社会学の地平― 1 ピューリタンの末裔 2 構造機能主義の提案 3 『社会が社会をつくる』とは? 4 理論社会学という視座 第7章 マートンの視点と手法―当事者と観察者の間で― 1 海を越え街を超え 2 機能主義を差し戻す――機能と因果 3 機能分析の使い方 4 仮説と検証(その2)――社会を取り出す 5 方法の意義 第8章 到達点と転回―ルーマンをめぐって― 1 旅路の終わり 2 等価機能主義の視座 3 因果と意味の収斂 4 意味の境界作用 第II部 現代社会学の地平 第9章 内部観察と自己論理 1 社会学の現在 2 内部観察と自己論理 3 脱逆説化の技法 第10章 制度と自己産出 1 『社会が社会をつくる』再訪 2 社会における自己産出 3 制度とシステム 第11章 システムの時空 1 自己産出として描く 2 社会の見え方のちがい 3 自己産出系の「中範囲」 第12章 機能分化と自己記述 1 二つの演習課題 2 社会の自己記述 終 章 社会学はなぜ必要なのか 1 最後の問い 2 とりあえずの答えとして 六人の社会学者の文献案内 あとがき 参考文献 索 引