サイズ
高さ : 3.20 cm
横幅 : 15.60 cm
奥行 : 21.80 cm
重量 : 640.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
三つの基本概念(文化/資源/情報)の捉え方を論じる原論のうえに、具体的な素材との向き合い方を示す例示的な実践をおき、共有されるべき姿勢を示しつつ、文化資源学という来るべき学際的領域の動態を浮かび上がらせる。すぐれて多面的な活動をしてきた著者ならではの成果。 【本書「はじめに」より】 私が「文化資源学」の名のりに感じた小さな可能性は、いかなる意味でも、他の専門性を排除する力にやどるものではなかった。バラバラなものに見えた専門知も、深く掘り下げていくと、表層の分断が意味をもたなくなるような共有地(コモンズ)に根ざしていることが感じられる。そうした経験はめずらしいことではない。 その場というか、空間というかを指すことばとして、「文化資源学」を書名に選んだ。 【主要目次】 第1部 基礎理論編 第1章 文化とはなにか 第2章 資源とはなにか 第3章 情報とはなにか 第2部 演習・実習編 第4章 新聞錦絵――メディアの存在形態を考える 第5章 戦争錦絵――想像されたできごととしての戦争 第6章 絵はがき――視覚メディアのなかの人類学 第7章 観光の誕生――絵はがきからの暗示 第8章 新聞文学――新聞と文学との出会い 第9章 万年筆を考える――筆記用具の離陸 第10章 フィールドワークとしての遠足――北村大沢楽隊 第11章 実業――渋沢栄一と渋沢敬三 第3部 特別講義 第12章 関東大震災における流言蜚語